料理をつくろう!
そう思うとき、そこにはその料理を食べる対象がいる。
それは、恋人であったり、友達であったり、家族であったり、そして自分自身であったりする。
そして料理をつくる対象が他人であるか、自分であるかによって料理の意味は大きく異なる。
自分のために料理を作る。それは、とても贅沢なこと。心と身体とが潤っている証拠。
どんなに、時間に追われていても包丁を握る気力が残っている時は、調子のいい時だと自分で分かる。
一方、時間はあるのに、どうしてもその気にならないときもある。
おなかはすいているのに食べたいものが見つからない。食のマンネリ状態、心が疲れている証拠だ。
そんなときは、外食するといい。それも、今までに行ったことのない新しいお店に。
そして、メニューから味が想像できない料理を注文する。本当に味が想像できない料理に出会える機会は少ないが、味の分からない料理を食べる時というのは、少し勇気がいるもの。
そしてこの、ドキドキ、ワクワクが心に効く。
つまり、心を癒すのではなく心を回復させること。
料理がまずければ、やはり自分で作ろう、と思えるかもしれないし、
料理がおいしければ、ラッキー。新しいお店と調理法をひとつ見つけられる。
料理とは、自分を幸せに導く最も身近で簡単かつ想像的なイベントである。